脇の臭いが酸っぱいのはわきがではない?

脇の臭いが酸っぱい
「脇の臭いが気になる…。」

これはわきが体質かどうか関係なしに実は誰もが気にしてしまうことで、臭いの種類は違いますが脇は汗をかきやすく通気性も悪い部位なのでごく自然なことです。

脇が臭い(酸っぱい臭い)と感じたらわきがだと思って悩んでしまう方も中にはいらっしゃるようです。

もしもあなたが自分自身のことを“わきが”だと思っていたとして、汗をかいたときやそのあとに”酸っぱい臭い”がするのはわきがなのかどうかということについてお話します。

脇が臭いと感じるニオイの原因と二つの汗腺

脇の臭いが気になる場合の原因としては“エクリン腺”“アポクリン腺”という二つの汗腺が関係しており、そこから出た汗が皮膚の表面上で常在菌と呼ばれる細菌に分解されたりして酸化することによるものです。

脇の臭いが「酸っぱい」と感じる場合は主にエクリン腺による汗が原因であることが考えられ、『ネギのような臭い』『鉛筆のような臭い』といった場合にはアポクリン腺から出た汗が原因であることが考えられます。

それでは、この二つの汗腺にどいうった違いのがあるでしょうか?
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エクリン腺

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まず、脇の臭いが酸っぱいと感じる場合に考えられるエクリン腺について学んでみたいのですが、医学的には下記のように定義されています。

エクリン腺は、人間のほぼ全身の体表面に分布している汗腺。人間が出す汗の殆どはこのエクリン腺からの汗である。エクリン汗の成分はアポクリン腺からの汗に比べて薄い。

引用:ウィキペディア「エクリン腺」

基本的には運動したり暑かったりするときにかく汗というのはこのエクリン腺から出た汗だと考えていいようです。

成分自体は水分がほとんどなのですが、微量の他の成分も含むことや、特にわきの下のようなこもった部位になると雑菌が繁殖して悪臭を放つようになります。

もう少し細かく分析していくと、ナトリウム、カリウム、カルシウムといった血漿成分も含まれています。さらに、非常に微量ですが、臭いの元になる物質もあります。

その第一は、重炭酸イオンです。これは汗をアルカリにして細菌の繁殖を助長して、汗くささを強くする成分です。
さらに、アンモニアや尿素、また汗の臭いを特徴となるイソ吉草酸などの脂肪酸も含まれてします。

引用:五味クリニック「エクリン腺のニオイ成分」

このエクリン腺から汗が出るというのは体温調節の働きでもあり、個人差はありますが誰にでも同じ現象が起こるため汗をかいたら臭いというのは特におかしなことではありません。

わきが独特の臭いというのはこれからお話しするアポクリン腺に直接関係があります。
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アポクリン腺

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“わきが”と呼ばれる独特の臭いはこのアポクリン腺から出た汗が表皮の常在菌の分解や酸化によって発生します。

では、アポクリン腺とはどんな汗腺なのでしょうか。

哺乳類の全身に分布する汗腺は、基本的にはアポクリン腺様式で、脂質やタンパク質などを多く含む乳白色の分泌物を皮膚上に分泌する。この分泌物は皮膚の常在細菌の作用で分解して臭いを発することにより、社会的、あるいは性的な個体間関係を取り結ぶ、フェロモンとして機能している。

引用:ウィキペディア「アポクリン腺」

さっきのエクリン腺に対してこのアポクリン腺は脂質やタンパク質を多く含んでおり、そこから出た汗が同じように分解され酸化するとあのわきが特有の臭いとなります。

特に、耳の中、脇の下にはアポクリン腺が多く存在するといわれており、わきが体質の方になるとそうでない方に比べて多くのアポクリン腺が存在するために臭いが強くなると考えられています。

【なぜ汗腺が二つあるの?】
素朴な疑問ですが、エクリン腺は体温調節の役割をするのに対し、アポクリン腺は本来フェロモンを出すための機能をしていて、動物本来の”匂い”による性的魅力の表現のために存在しているようです。ただ、現代ではその必要がなく、特に日本人は臭いに対して敏感になったこともあり、独特な臭いがしてしまうことに対して考え方によっては“迷惑な存在”となってしまいました。

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脇の臭いが酸っぱくなる原因

汗の臭いには二つの汗腺が影響しているということはなんとなくお分かりいただけたかと思いますが、では、脇の臭い(汗)が酸っぱくなる原因はなぜなのか気になりますよね。

実はこの”汗”と”酸っぱい臭い”を結びつけてしまうのがエクリン腺から出た汗の“乳酸”と考えられています。

乳酸というと乳酸菌やヨーグルトといったイメージがありませんか?
ヨーグルトでいうならば酸味が強いというか酸っぱいという印象がある方も多いかと思います。

汗の成分の中で乳酸は最も酸味が強く、ほかの成分と混ざったり、常在菌の分解・酸化の影響を受けるとそのイメージ通り”酸っぱい臭い”を発生させてしまいます。
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血中酸素と乳酸

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運動をしていると「乳酸がたまる」という言葉を聞いたことがありませんか?

人間の体にはエネルギーを消費し発汗を促すメカリズムがあるのですが、クエン酸回路解糖系というものがあり、そのどちらを使うかによってエクリン腺から出る汗の乳酸値が変わってきます。

【クエン酸回路】
エネルギーを消費する際に血中酸素の量が足りていればクエン酸回路が選択され乳酸は生産されません。

【解糖系】
同じくエネルギーを消費する際に血中酸素が不足すると解糖系が選択され乳酸値が増えます。

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少し話が難しくなってしまいましたが、要は、エネルギー消費が多い有酸素運動のような行動により汗をかいた場合には人間の体の構造上、乳酸が多く生成されるため酸っぱい臭いがしやすくなるということです。
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わきがの臭いは酸っぱい臭いではない!

始めのほうでもお話ししましたが、俗にいう”わきが臭”というのはエクリン腺ではなくアポクリン腺から出た汗が原因となっているので臭い自体が異なります。

    【例えられるわきが臭の例】

  • ネギのような匂い(汗で湿っている時)
  • 鉛筆のような匂い(汗が乾いた時)
  • 香辛料のクミンの匂いetc…

注)これはわきが体質である私の実感やネット上で例えられているものを参考に表現しています。

例を見てわかるように、”酸っぱい”という臭いではなく少しクセのある臭いがあるのが特徴です。このような臭いがする理由はアポクリン腺から出た汗に脂質やタンパク質が多く含まれているからだと考えられています。
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ここで結論になるわけですが、ここまでお話ししたことをまとめると脇の臭いが酸っぱいのはわきがではなく、わきがの臭いは独特の臭いがあるということです。

汗をかくと臭いがしてしまうのは誰でも同じなので悲観的になる必要はありませんが、現実的には「クサい」と思われてしまいがちですし、エチケットとしても的確なケアは行った方がよいでしょう。

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脇が臭い感じたら是非試したいニオイケア

脇の臭いの原因がわきがであってもそうでないにしても、ニオイケアは行った方がいいですし、最低限の対処はしておきたいですよね。

では、実際にどういった対策や対処を行っていけばよいのかということをわきが体質である私の方法を例にお話しします。
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脇の臭い対策の基本は洗い方の見直しから!

当サイトではわきが対策(もしくは脇の臭い対策)として“洗う”ということをまず初めの一歩として重要視しています。

イメージしていただければと思うのですが、例えば生魚を触った後には普段使っているボディーソープではなく、除菌・消臭効果の高い石鹸などで洗いますよね?

当然ながらそちらの方が臭いが落ちるということは体験したことがあるのではないでしょうか。

ということは、臭いが気になる部位(脇・デリケートゾーン・足の裏など)に対しても同じような考え方で洗った方が臭いの原因は落ちやすいのは理解しやすいかと思います。
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実際に私自身も体全体を洗う前に専用の石鹸で“下洗い”を済ませるように心がけてから臭いがかなり改善されました。

個人的にはデリケートゾーンの臭いも気になるのでジャムウ石鹸を使用していますがすぐに効果を実感できたのでおすすめです。
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管理人も使用中の石鹸はこちら

大事なことは、洗う場所の目的に合った石鹸を使うということなので是非実践してみてください。
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制汗剤やデオドラントは塗るタイプのものを使う

こちらも私自身がそうなのですが、わきが体質である場合には特に制汗剤やデオドラントは欠かさないようにしたほうが良いです。

私の場合は冬場でもお風呂上がりと出かける前は必ず塗るようにしていますし、常にポーチに入れて持ち歩いています。

制汗剤やデオドラントとというと、スプレーだったり塗るタイプだったりと様々な商品が販売されていますが、おすすめなのは塗るタイプの制汗剤です。“制汗剤”といってももちろん消臭効果があり、どちらかというと塗るタイプの方が使用感として圧倒的に消臭効果が高く持続性も高いです。
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また、毎日のように塗るのであれば無添加の制汗剤を使うとチクチクしたかゆみが起こったりすることもないので、敏感肌の方は無添加の制汗剤を使うようにすると良いかと思います。

クリアネオ
管理人も使用中の制汗剤はこちら

こちらはネットでもよく見かけると思いますが、クリアネオという制汗剤で、今お話ししたように無添加ですし、塗るタイプで消臭持続効果も高いのでおすすめです。

どんな制汗剤にも言えることですが、先ほどもお話ししたように”洗う”という段階できちんと臭いの原因菌が落ちていることでより制汗剤の効果が発揮されるので是非どちらも実践してみてください。

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