ワキガを治すにはどうしたらいい?治る方法はある?

ワキガ体質であれば誰もが「どうにかしてワキガを治したい!」と思うことでしょう。

ネット上ではワキガを治す方法として食べ物やツボ、薬や漢方、はたまたオロナインなど、様々な情報があふれており、私自身もそうですが「どれが本当でどれがウソ!?」と思うこともあると思います。

そこで、実際にワキガを自分で治すことはできるのか、噂は本当なのかということについて根拠をもとにお話していきたいと思います。

わきがは食べ物で治すことができるのか?

ワキガは食べ物で治る?
暑い季節になると特に気になるワキガのにおい。食べ物で治すことができるのなら、食事にも気を遣いたいものですよね。

一般的に体臭を強くする食べ物としては、香辛料やにんにくなどのそれ自身が強い匂いを持つものや肉類、アルコールなどが知られています。逆に言えば、それらを控えることで体臭を抑えることができるといわれています。

しかしワキガの場合、一般的な体臭とは匂いの原因が違うということをご存じでしょうか。

ワキガと一般的な体臭は、共に汗が原因となって匂いが発生しているという部分は共通しています。ところがワキガの原因となっているのは、アポクリン腺という汗腺から出る特別な汗なのです。

ワキガは治らないけど食べ物で臭いを軽減できる可能性あり

このアポクリン腺から出る汗は、脂質やタンパク質を多く含んでいるため、嫌な匂いが発生しやすくなっています。つまりこのアポクリン腺を刺激する食べ物を摂取すると、ワキガの匂いも強くなってしまうということです。

特に脂質は、アポクリン腺から発生する匂いの素を作るため、ワキガが気になる人は避けるべきだといえるでしょう。しかし、脂質の多い食事を控えたからといってワキガが治るというわけではありません。あくまで匂いにくくする手段でしかないのです。

わきがはオロナインで治すことができるのか?

ワキガはオロナインで治る?
ワキガ対策としてデオドラントスプレーやクリームなどの制汗剤を使っているという人は多いと思います。ワキガの嫌な臭いを抑えるために汗が出やすい場所に制汗剤などを塗るというのは、一般的なワキガ対策だといえます。

そして、その中の一種として「オロナイン」を塗るという方法があり、ネットでも見かけることも多いですし、ワキガを治す方法として話題になったこともあります。

オロナイン本来の効果とワキガへの効果は主旨が違う

オロナインといえば、切り傷ややけど、しもやけなど様々な症状に効果のあるものです。しかし、オロナインで本当にワキガを治すことができるのでしょうか。

はっきりと言ってしまえば、オロナインを塗ったからといってワキガが治ることはありません。

オロナインが切り傷ややけど等に効果があるのは、非常に殺菌能力の高い軟膏だからです。しかしワキガは、菌が原因で発生しているものではありません。アポクリン汗腺という特別な汗腺が原因なのです。

アポクリン汗腺から出た汗と一緒に流れ出た古い皮脂や脂質、タンパク質などを分解する雑菌をオロナインが殺菌することで一時的に臭いが収まることはあるかもしれませんが、それでワキガが治るわけではありません。

オロナインを実際にワキガ体質の私が試して検証した結論を記事にしています。
わきがはオロナインで治るのか検証してみた!

わきがはツボを押すことで治すことができるのか?

ワキガはツボを押して治る?
様々な身体の不調を外側から治す手段として、ツボ押しはよく知られています。そんなツボの中には、ワキガに効くと言われているものもあるようです。では実際にツボを押すことでワキガを治すことは可能なのでしょうか。

一般的にワキガに効くといわれているツボは3つあります。

【ワキガに効くといわれるツボ】

三陰交(さんいんこう)
ホルモンバランスを整える効果があるとされ、ストレスによって乱れたホルモンバランスを正常に戻すことでワキガの嫌な臭いを抑えることができるといわれています。
少衝(しょうしょう)
ストレスを抑える効果があると言われるツボで、ストレスによる汗の嫌な臭いを防ぐことができるとされています。
行間(こうかん)
ストレスなどによって体温が上がることを抑えるツボです。

どれも即効性のあるものではなく、継続して押していくことでゆっくりと身体を整えていくものだといわれています。しかし、これらのツボはどれもワキガの症状が出ることを抑えるもの。すぐにワキガを治す効果があるとまではいえないようです。

わきがを治す薬はあるのか?

ワキガは薬で治るのか?
制汗剤を使ったり食べ物に注意したりと様々な方法も多いワキガ。お薬を使うことで簡単に治療できたら良いのにと考えている人は多いのではないでしょうか。

実は軽度のワキガの場合、薬で治療を行うこともできるんです。

ワキガの治療に使われる薬としては、汗を抑える塩化アルミニウム液や皮膚の雑菌を減らす抗生物質などが挙げられます。

どちらも病院で処方してもらうことができますが、皮膚科で常備していないこともあるため、事前に電話等で相談しておきましょう。また、内服薬としては、体臭を抑えることのできる葉緑素や発汗を抑制する抗コリン剤などを処方されることもあります。

皮膚科などの病院で処方されるワキガの薬について

薬に関してはご興味のある方も多いと思いますので簡単ですがワキガの治療に使われる薬についてご紹介したいと思います。

塗り薬

➀塩化アルミニウム液
汗を抑える効果が高く、多汗症の治療にも使用されるのが塩化アルミニウム液ですが、20%程度に薄めたものを使用するのが基本です。エクリン汗腺に働きかけることで脇汗が減り、臭いの軽減に期待ができますがワキガが治るわけではありません。

また、正しい使い方をしないと副作用としてかゆみやかぶれといった炎症を起こすため注意が必要です。

➁サリチル酸原末「マルイシ」
抗真菌作用、角質溶解作用があり、主に殺菌効果がある薬だと思ってよいでしょう。イボなどには50%程度のものが使用されますがその他の症状へは2~10%に薄めたものを軟膏や液体として塗布します。

過敏症、発赤、紅斑等の副作用があるため正しい方法で使用する必要があります。

➂バラマイシン軟膏
こちらも殺菌効果のある薬で、効果としてはオロナインと同じようなものだと考えてよいかと思います。ワキガが治るというわけではありませんが殺菌効果があるので臭いの軽減には期待ができます。

内服薬

➀臭化プロパンテリン(プロバンサイン)
抗コリン薬と呼ばれるもので、通常は腹痛などに使われる薬ですが、副効用として汗を抑える効果があります。病院で処方される内服薬としては一番メジャーな薬として知られています。

こちらもワキガを治すものではなく、「汗を抑える」というものになりますが、今お話したように副効用がそのまま副作用ということになり、「のどが渇く」「便秘」「めまい」といった副作用があるので医師の指導のもと服用するようにしましょう。

➁クロロフィリン(葉緑素)
こちらは直接ワキガに効くわけではありませんが、腸内環境を整えることにより体臭を軽減させる効果に期待ができます。汗に含まれる物質に変化が起こることでワキガの臭いの軽減にも僅かながら期待ができる程度と考えておきましょう。

ワキガの治療に使われる薬も「治す」ということには繋がらない!

ここで注意して欲しいのが、こういった薬で治す(臭いを軽減する)ことができるのは軽いワキガの場合だけだということです。

薬での治療は、ワキガの根本的な原因であるアポクリン汗腺に働きかけるものではありません。あくまで汗やそれを分解する雑菌に作用するものです。

臭いの軽減はできても薬で治すことはほぼ不可能で、特に臭いの強い重度のワキガは、このような方法では治すことは難しいといえるでしょう。

わきがを治す方法は病院で手術するしかない!

ワキガを治すには手術
長くワキガに悩んでいる人ほど根本的な治療、効果が長続きするワキガへの対処法を望んでいるはずです。

そんなワキガを治す方法として最もおすすめできるのは、やはり手術だといえるでしょう。

ワキガ手術では、ワキガの原因となるアポクリン腺はもちろんのこと、ワキガの匂いに影響するエクリン腺・皮脂腺をも除去することができるため、ワキガを原因から取り除くことができるんです。

手術の方法としては、多くの病院で行われている直視下手術法非直視下手術法という傷口の残りにくいものがあります。費用やメリット・デメリットは手術法によっても異なるため、事前にしっかりと調べておくことが重要です。

【ワキガの手術方法】

直視下手術法
執刀医が目視でアポクリン汗腺を確認しながら切除(剥離)していく方法で、最も再発リスクが少なく確実な方法といわれています。デメリットとしては「手術時間が少し長い(1時間~)」「跡が残る可能性がある」ということがあります。

非直視下手術法
超音波などの機械を使うことにより最低限の切開で済むため傷跡が残りにくいというメリットがありますが、機械に頼った方法であることや、操作や構造上の限界があるため再発・再生リスクがあります。

その他の治療方法や手術についてはこちらの記事でも解説しています。
わきがの手術や治療はどれがおすすめ?

一度手術が成功すれば、それから先、再発の可能性はあるものの長期的にワキガの臭いに悩まされることはなくなります。

身体への負担や経済的な負担など様々なことを検討する必要はありますが、もうワキガを気にする生活を終わりにしたいと考えているのなら、手術を受けてみるのもひとつの手段だといえます。

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